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2013年7月21日 (日)

スピーディワンダー 8巻 感想

スピーディワンダー8巻を読んだので感想を。
読んだことない人ネタバレ注です。

スピーディワンダー
原作:網本将也/漫画:山根 章裕/2010年~/1~8巻(連載中)
月毛?の馬が着々と成長をとげる一方。イエローファームの各馬はそれぞれの舞台へ上がろうとしている。

8巻。なんか急に表紙がエロっぽくなりましたねぇ。エロ漫画じゃないのでご注意を。

この巻は、舞台はほぼフランスとなります。

前巻では、日本最強馬レヴォルズの帯同馬として遠征する事になったポップチューンもフランスのG2ニエル賞に参戦。

ニエル賞といえば、日本馬ではヴィクトワールピサとナカヤマナイトがそれぞれ参戦した実績があります。

そのレースに3歳1勝馬ポップチューンが果敢にチャレンジ。それなりの結果を収めて勢いでそのまま凱旋門賞に出ることに。

あれ?凱旋門賞ってそんなに簡単に参加できるの?なんて思ったけど、よくわからんのでどーでもいっか・・・。


そして、レヴォルズとポップチューンの出走する凱旋門賞へ。ポップチューンが意識する外国の強豪馬が、2頭を押しのけて勝利。

まー競馬の最高峰と呼ばれるレースで勝ってしまったら、なんとなくフィナーレになりそうだし仕方ないのか~。

巻末のコラムにニックスについてちょっと触れております。

ニックス(WIKI引用)
ニックスとは競走馬の生産において、優秀な競走馬を輩出する可能性が高い血統の組み合わせのこと。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9_(%E7%AB%B6%E9%A6%AC)
日本では父ステゴ×母父マックイーンの配合がこれに当たります。
産駒には、オルフェーブル、ドリームジャーニー、フェイトフルウォー、ゴールドシップなど。ただし、マックイーン系の牝馬が少ないので、今後激増することはなさそうです。

で、この漫画。実は血統背景もいろいろ工夫されているようです。まぁ、風呂敷が広がりすぎて、なんだかよくわからなくなってきた気もしますが、それなりに楽しんで読んでますので頑張ってもらいたいです。

   
     
     




2013年7月11日 (木)

おってけ!3ハロン 感想

おってけ!3ハロンを読んだので感想を。

おってけ!3ハロン
松本ぷりっつ/2011年~/1~2巻(連載中)
実際のレースを背景に、擬人化された実在馬たちのコミカルな会話で絵が描かれるギャグ系の読み切り短編漫画。週刊ギャロップで連載。

作者の松本ぷりっつ氏は「うちの3姉妹」で有名な漫画家さんですね。

擬人化された馬たちのコミカルな会話がたのしい漫画です。その週開催のレースなどを巡って、擬人化された馬たちがお互いをけん制し合ったり、兄弟馬や同じ血統の馬たちが徒党を組んだりと、プッとなるようなネタが仕込まれております。

なかなかサラブレットの顔は見分け尽きにくいですが、サングラスやメガネ、帽子をかぶせたり、いろいろ書きわけに工夫しているのがいいですねぇ。

競馬ファンなら楽しめるネタも多いので、手に取ってみてもいいのではないでしょうか。

 

   

2013年7月10日 (水)

騎手の一分 感想

騎手の一分を読んだので感想を。

騎手の一分
著者:藤田伸二

素直に言いたいことをハッキリ書いた、我らが番長藤田伸二騎手「騎手の一分」です。

なんだよ、稼いでるくせに、愚痴ばかり並べやがって我慢しろよ!って言う外野の意見もありそうな内容ですが、完全に騎手目線で書かれておりますので、なるべく目線を合わせて読む方がいいのかなぁと思います。

中身は、え?こんなにハッキリ言っていいの?とか、公然とJRA批判を展開したり、自分の引退時に言及したりと、読み物としてなかなか奥深くまで切り込んで衝撃的とも言えるでしょう。

ここまで書けるのはやはり藤田騎手だけでしょうねぇ。いや面白いです。いろんな意味で。

身勝手な言い分も見受けられますが、競馬界の将来をいろいろ危惧しているように受け取れました。実際JRAの売り上げもピークからかなり落ち込んでいますし、周囲を見てもそれほどのめりこむ人も見なくなりました。(景気の影響もあるでしょうが)

本の中には騎手の騎乗についてや馬についても書かれており、騎手目線で馬券のヒントになるようなこともあります。データ派ではなく、理論派予想の方にはちょっと参考になるかもしれませんねぇ。

まぁ普通の読み物としても、面白いしボリュームもちょうどいいので、競馬ファンには是非読んでもらいたい一冊です。




2013年7月 9日 (火)

うままんが日記 感想

うままんが日記を読んだので感想を。

うままんが日記
荒川耕/2009年~/1~3巻(連載中)
名馬たちをテーマにした日記風まんが。全部手書き。いろいろ懐かしんだり、馬たちのちょっとしたエピソードが楽しめます。

過去の名馬たちのストーリーが2ページ1話のペースで描かれております。

絵もセリフも全部手描きで、線が細くて丁寧に書かれております。しかもオールカラーです。プロとは言え、抜群の画力ですねぇ。

内容は、タイトル通りの日記です。絵の繊細さにあった内容で、なんとなく現実感を味あわせてくれるような気がします。

そして競馬ファンなら、そうだったのか!と、思わせてくれる名馬たちのちょっとしたエピソードなども描かれています。

これは、コアな競馬ファンがニヤニヤ読むものではないでしょうかねぇ。

   

2013年7月 7日 (日)

トライアルライド 感想

TRIALRIDEを読んだので感想を。読んだことない人ネタバレ注です。

トライアルライド
原作:魚住青時/漫画:小林千恵子/2008年~2012年/全4巻
孤高の天才騎手だった経歴を持つ調教師に所属した新人騎手も同じ道をたどろうと、調教師からのトライアルをこなしていく。

正直4巻で終わってるし大したことないだろーって思って読みました。

1巻を読んだらいつの間にか話に引き込まれていました。で、2巻3巻4巻と一気に読みました。

話は、新人の騎手が元天才騎手であった調教師の元で、いくつかの試練を乗り越えて成長していくようなものですが、寡黙な主人公が結果を残していく姿は爽快です。

ただ、動かない馬を両手でムチ打って動かそうとするなど、無茶な設定もあります。

最終巻は駆け込みで無理やり終わらせたような感じなので、もっと続いていればな~と残念な作品でもあります。

   
   

2013年7月 6日 (土)

MARENGO ナポレオンが愛した馬 感想

「MARENGO ナポレオンが愛した馬」を読んだので感想を。

MARENGO ナポレオンが愛した馬
やまさき拓味/2004年/全2巻
ナポレオンの有名な画。ナポレオンを背にした白い馬。それがマレンゴ。ナポレオンのエジプト遠征が背景になっている馬物語。

全2巻と短めで、ナポレオンの有名な絵画に登場する馬をめぐる物語です。

まぁナポレオンと言えばフランス革命の後に台頭して、皇帝に登りつめた”吾輩の辞書に不可能という文字はない”の人ですが、そんな雰囲気はなくイケメンのお兄さんです。

登場する馬はマレンゴ、ファケレなど、人物は小林厩務員など名前や顔に聞き覚えのあるような面子がずらり。少し優駿の門とオーバーラップします。主人公は、ナポレオンというより、ある調教師の息子である少年視点となっています。

フランス軍に父親を殺された少年は、ナポレオンの命を狙おうとしますが、うまくいかず逆に馬の世話もまかされることになります。

物語のクライマックスに競馬(砂漠を走る草競馬みたいなもの)らしきものがあります。かなり長距離走っているので、スピードよりスタミナや丈夫さを競っているイメージです。

歴史小説ってわけでもないですし、競馬ともちょっと違うのですが、
やまさき拓味氏の漫画が好きな人なら手に取っても良いのではないでしょうか。

   




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